感想追加中です。

ひとつひとつ感想を書きたいんだけど忘れてしまいそうなのでメモ。
プ~ねこ (アフタヌーンKC)
プ~ねこ(2) (アフタヌーンKC)
★★★☆☆
まず絵がうまい。でも、なんだろうデッサン力はあるけど、漫画としての見せ方がうまいって感じはしないような。絵が細かいのに線が太すぎるのかしら。線が太いのにコマに絵を詰め込みすぎなのかも。あと、女の子がかわいくなさすぎ。けど、ギャグ漫画だとあまりにかっちりしすぎた絵柄が「一見生真面目なふりしてふざけたことばかり言ってる人」みたいでおもしろい。けど、なんかうますぎて隙がなさすぎてとっつきずらいというか。でも、おもしろいみたいな。なんだろうなあ。
万福児 1 (クイーンズコミックス)
★★★★☆
こっちは、微妙に顔とか歪んでるけど、どんどんうまくなりそう。気持ちのいい空間があっていい。空間大切。話の設定は、老成しているんだか無垢なんだか仏さまorコミュニケーションできる達観した価値観を持つ動物みたいになってる幼児が主人公の「バカ姉弟 (1) ヤンマガKCデラックス」とほぼ同じ。前者の舞台が巣鴨の町で両親が出てこないのに対して、こっちはほぼ家庭内だけの話で両親がいる。しかも、父親がお寺の住職って点で仏とかかぶるんだけど、こっちはこっちでおもしろいからいい。

A SCENE (武富智短編集) (愛蔵版コミックス)
★★☆☆☆
今、手元にないからアレだけど、帯に「みんなあの頃を思い出し、胸が苦しくなります」「ダ・ヴィンチで絶賛の嵐」「青春の記憶がよみがえる」みたいな売り文句がかかれてたんだけど、なんか話がさわやかすぎて、例えば(以下ネタバレ)親友の彼女と実は影でセックスしてて隠してたつもりが実は親友も知ってて彼女が「私のために競争して」と競わせた後のオチが彼女の本命が「なんだてめえら」って出てきて、はい、両方とも遊ばれてました。顔を見合す二人。みたいな内容で、これって甘いずっぱい思い出がまったくない私への当てつけ? みんなこんな幸せに思春期を過ごしてたの? こんな思い出あんの? それともこれはこんなことあればいいのにって考えてた妄想? みたいな感じで呪わしい気持ちでいっぱいになりました。幸せ自慢するやつ死ねばいいのに。

ブスの瞳に恋してる 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
★★★★★
原作の内容と漫画太郎の作風がめちゃくちゃ合ってる。鈴木おさむの下品をコミカル書いてなんだか楽しそう〜っていうのが、漫画太郎によって「えー!?」って部分が超クローズアップ&デフォルメされて爆笑。うんことかち●ことか初チューがちん●すの味とかそういうこと書かせたら無敵です。

家庭の医学 (朝日文庫)
★★★★☆
お風呂に浸かりながら、完読。母が末期がんになった女性の淡々とした日々の記録。感情が爆発することもなく、悲しみをオーバーリアクションで伝えることもなく、現状と自分の気持ちと思ったことをフィルターをかけずに冷静に記しているような感じ。死っておおげさなものじゃないけど、全部を見渡せて把握できるものじゃないんだなあとかしみじみ思った。

神のはらわた (ハヤカワ・ミステリ文庫)
★★★☆☆
結構おもしろかった。内容は「腹を切り裂け! 飛び出せ内臓! 町を徘徊する殺人鬼VS警察最高の〈迷〉捜査チーム」ってことで、内臓大好き、ゾンビ大好きにはとりあえず読んでおかなきゃ、と思って買って、最初は「あれー?もしかして、そんなおもしろくない?」って思ったけど、半分くらい過ぎたあたりからおもしろくなってきた。ナゾはいくつかあるんだけど犯人の人物像が徐々にわかってくるとどんどんおもしろくなった。
犯人は、生きたまま臓物を取り出したり、女の子をナイフで真っ二つにしてゴミ箱にっぽいしちゃうような、鬼畜なのに猫が好きで、猫のことを「にゃんこ」って呼んでて、人間の臓物を新聞紙にくるんで、町のにゃんこに食べさせてる姿はちょっと萌えた。かなりクレージーだけどかわいい連続殺人鬼。物語のオチのなんともいえないゆるい間もおもしろかったわ。
読んだ後にあとがきを読んだら、これはシリーズモノの第2作だったみたい。だから、他のものよりスピードが遅いとか。確かに妙に緊張感なくまったり進んでた。他のものも読んでみたいわ。

喰いたい放題 (光文社文庫)
チョコレートコスモス
“ことば”の仕事