週末に読んだもの

マンホール 3 (ヤングガンガンコミックス)

昨日、読んだ『マンホール3巻』にうさぎが出てくるんだけど、うさぎが手で草を持って食べてたり(うさぎの手は物を持てません・蹄の無い馬の足に近い)、うさぎの鼻が犬の鼻みたいに描かれていたり(うさぎの鼻の例→)、うさぎを飼ってる者としては、ツッコミどころが満載だったわ。

この漫画、バイオテロの話で今後どうなっていくのか少し楽しみで、これから色々生物兵器とか政府とか科学的な視点で話がねじくれてきて、最強のモンスターが登場しちゃったりするんじゃないの! なんて期待をしてたら、話はすでに終結モードで、なんか『踊る大走査線』みたいな展開*1になってきて、突然登場した人物があっさり助けを出し、そのまま大した困難も無く事件は解決みたいな。

なんだ、この、ぬるさ!

でも、バイオテロの話を書くときってある程度、科学的な資料とかを読み込んで、とんでも理論も本当らしく思えるように、科学的な目線とかロジックを話の中に盛り込むものだと思うんだけど、うさぎすら正確に描けてないってことは、資料とか、調べ物するのは好きじゃなくて、思いつきでガンガン描いちゃって、論理的なとこはあとからこじつけるんだろうなあって思った。読み終わってみれば、科学的な話はほとんど出なくて、ずっと登場人物の感情が爆発してる内容だったし。容疑者の動機も在り来たりっていうか、孫をレイプされた科学者(ネタバレ)ってどうなのよ、と言いたい。

だけど、絵のインパクトは中々なので、そういうこと気にしない小学生とかにオススメしたい。子供の頃に読んだ時はすごい怖かったけど、大人になって読むと話荒いな、みたいな。

*1:刑事が重症を負って、相棒が暴走する