もう読んだ本

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

以前、店頭で買うか迷って結局やめた後に、『ダ・ヴィンチ』でトヨザキ社長が薦めている読んで、やっぱり買った。
やばい、おもしろい。
ロリコンには堪らなそうな美少女が、強く賢い自我と異性を惹きつける魅力を持っていたがために、継母の暗部の引き金を引いてしまい、無慈悲にも狂気の糸に絡め取られていく。最悪の夏となった少女は、地下室で継母をリーダーに少年達から欲望の限りの虐待を受けてしまうのだ。一目見たときから少女に恋をした主人公の少年は、恋心と同時に少女の強さを甘え憎しみ、子供の自分を囲む親や世間の壁を見せつけられ苦悩する。解説にも載っていたが、この小説は裏スタンドバイミーとも言える少年達の闇を浮き立たせたストーリーになっているのである。

老人と犬 (扶桑社ミステリー)

ケッチャムの作品の中だとほのぼの系。わんこと老人の愛情たっぷりなので。他のと違うのは凶悪な人間をどんどん追い詰める主人公のじじぃが実は一番キ○ガイだってこと。

オンリー・チャイルド (扶桑社ミステリー)

実の息子(幼稚園生)とアナルファックする父親と母親が対決するストーリー。父も父だが母も母。あぁ、かわいそうな男の子って話。

ロード・キル (扶桑社ミステリー)

自分以外の全ての人間が気に食わないんで、出会った人々を全て殺人予定リストつけて、いつかお前ら絶対殺してやるからなとか思いながら、バーテンをやってる冴えない青年が、偶然殺人現場を目撃して、殺人を犯したカップルの家に押しかけて「ねえ、仲間になろうよ」「一緒に殺人しようYO!」と暴走して殺しまくる話。後半は爽快感すら漂ってきちゃうのが罪深い!

オフシーズン (扶桑社ミステリー)

ある意味、料理本とも言えるんだけど、料理されてるのは人間でーすーかーらー! 残念! って話。料理される側がじっくり描写されていて、「あぁ、いつ料理されるんだろ」「この人危ないんじゃない?」「こいつ絶対生き残れねえよ」とか、そんな風にして読む本。

黒い夏 (扶桑社ミステリー)

日本でいうところの埼玉とか千葉とかに住むマリファナ吸ってイキがってるような若者たちと警察のイイ歳したおっさんたちの話。イケメンで薬の売人でもある、族でいうところのヘッド、学校でいうところの番長みたいな、キザなナルシストイケメン野郎レイは、女を見れば誰でも口説き落としたくてたまらない性分で、自分に興味をしめさない女は生きてる価値なし! ってことで森で幼なじみの少女2人組みをレズと勘違いして射殺! 狡賢さはピカイチなので、事件後の処理もぬかりなくすませ、警察にしっぽをつかませるわけなく、その後もやりたい放題。が、レイの狡賢さや邪悪さを見破る女子の出現と、猛追する警察の手が迫って、レイ発狂! 実はレイはもんのすごくコンプレックスが強くてバカにされると耐えられない性格なのでした。そしてそして……。というお話。

なるほど世界知図帳〈2005年版〉

9/17〜9/25に休みをとろうと思っていて、その時にどこいこうか考えるために購入。動物見たいんだけどなー。

痴人の愛 (新潮文庫)

書評講座の課題本。書いた書評はあんまり出来がよくないので載せません。

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

次の課題本。読み始めてるけど、学生運動とか団塊の世代とかフォークソングが入口になっているのが、私の年齢だと共感するところがまったくないので多少きつい。